地域分散型休暇に思う

地域分散型大型連休案が浮上していますね。
スウェーデン・フィンランド等の冬休みはこのタイプで、私も大賛成です。
地域ごとどころか、本来なら一人一人、家族単位で最適な時期に休暇がとれるのがベストのはずですね。

金曜のNHKラジオの「私も一言!夕方ニュース」でこの問題を取り上げていました。
「地域分散型大型連休は経済効果が期待出来ると思いますか?」といった設問でした。

回答されたリスナーの約1割強がyes, 約8割がnoの答えのようでした。

私は「そもそも設問自体が不適当ではありませんか。一番の狙いは経済効果ではなく、国民、家族が評価するか、の方が大切ではないですか」というメールを送りましたが、無視されたようです。

この番組では、地域分散型大型連休案の問題点が微に入り細をうがって取り上げられていました。

たとえば、銀行ATMなど金融機関はどうなるのか?
中小企業はそんなことは出来ない
単身赴任のお父さんはどうなるのか?
職住がゾーンを越えている方はどうなるか?

etc etc

パーフェクトを目指し徹底的に議論する日本のやり方は評価すべきですが、これだけの急変化の時代、議論している間に環境条件はどんどん変化していきます。議論している間に世界にどんどん遅れをとってしまった分野が多いのではないでしょうか。やってみる価値がある、と判断したら、とりあえずTry and error 試行錯誤すべきではないでしょうか。

地域主権も含めて「規制が多すぎる」という意見が多数ですが、規制しているのは国民自らではないか、と感じた次第です。

皆さんはどうお考えでしょうか。

 

(観光立国推進本部:休暇分散化WG)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/suishinhonbu/kyuka_wt.html