"生徒の隣が私の舞台"

今朝の日経社会人に登場するのは滋賀県守山南中の美術教師阿部節子さん(29)。

 

モデルとして渡仏、パリコレ出演というユニークな経歴を持つ。2005年末に帰国し、高校時代からの目標だった美術教師になった。

 

「生徒にとって最も大切なのは、今、何に真剣に取り組んでいるか」

「どんなことにも一生懸命になることが、人生を切りひらく力になる」

 

とのコメントは経験が背景にあるだけに説得力があります。

 

「生徒の隣が私の舞台」という見出しで思い出したのは、Pine & Gilmore著の

The Experience Economy: Work Is Theater & Every Business a Stage

(体験経済:仕事は演劇、すべてのビジネスは舞台)です。

 

知業時代、脳業時代の付加価値の大きな源泉は「体験」と著者は説きます。

そして体験の中でも、とくに、好ましい(positive)体験、記憶に残る(memorabilia)体験、五感の複数にアピールする(five senses)体験、個人的な(personal)体験、が評価される価値が高いとのことです。

 

明日も私は学生を前にした「舞台」。北欧企業論という講義では今年はどういう訳か、付属四高生が20余名も受講してくれています。高校生と大学生を巻き込んだ舞台と演劇の演出が楽しみです。