ノルウェーの悲劇

オスロで22日に起きたテロ事件は信じられません。


ノルウェーの友人からもオスロ都心の爆破はまだしも、Utöyaのようなテロがノルウェーで起るとは信じられないとのことでした。

周到な計画でテロを実行したAnders Behring Breivikとオスロの南の中学校の同級生で、NRK(NHKに相当する公共放送)のジャーナリスト、Peter Svaar氏は以下のような「私の友人アンデシュ」と題する思い出をNRKのホームページに書いています。

 

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Ris中学校 9Aクラスの卒業生は今どうしているだろうか?

2人は医者になった

1人は海洋生物学の研究者になった

1人はPRコンサルタントになった

1人はNRKのジャーナリストになった

そして1人は大量虐殺者になった。

 

Peter Svaar氏のAnders Behring Breivikの思い出を、「普通のノルウェー人の男の子、友達を大事にし、知的で、意思が強い」と記述している。

 

たとえば、毎朝6時に起きてジムで筋肉トレーニングを続けたそうだ。

 

「中学生時代も、彼の1500ページのマニフェストを読んでも、彼が狂っている印象は全くない。逆に、冷たく、知的に計算しつくしている印象を持ってい る。先週金曜日の15.26の爆発以後の出来事はすべて彼の計画どおりであった。(中略)もちろん彼は21年の懲役刑を受けるだろう。しかし、彼はそれを 恐れていない。彼は自分は殉職者で英雄と思っている。」

 

いずれにしても心からのお悔やみとお見舞いとともに、ノルウェーや北欧諸国がこのようなテロに負けずに自由な社会を維持し続けていかれることを心より祈念します。