創造性について by Kaj Reinius & 津金豊子

今日は道庁等主催の男女平等参画シンポジウム。

 

一番印象に残ったのは創造性についてのカイレイニウスさん、豊子さんご夫妻のコメントでした。

 

カイさんが引用されたのは、Global Creativity Index (Martin Prosperity Institute).

このランキングはフロリダの3つのT(Technology, Talent, Tolerance)で国別の創造性をランクしています。

 

総合でスウェーデンが1位、2位以下が米国、フィンランド、デンマーク、オーストリア、日本は30位でした。

 

日本とスウェーデンの要因別のランクは以下のとおりです。日本はTechnology(技術)のランクはスウェーデンよりも上ですが、Talent(能力=人的資本と創造的階級)と Tolerance(許容性)で大きな差をつけられています。

 

       Technology   Talent     Tolerance    総合順位

スウェーデン   5               3             7                 1

日本                    2             45           61               30

 

カイさんの奥さん、津金豊子さんが大変興味深いお話をされていました。

ご夫妻の娘さんは4歳まで日本で生活し、6歳からスウェーデンの小学校に入学されたそうです。

小学校が始まった日に、娘さんは以下のような先生からの話をされたとのことです。

 

・今は分からないかもしれないが、大切なことは〈自立〉すること。

・先生の言うことを鵜呑みにしてはならない、自分で考えて判断しなさい。

 

このような〈自分で考え、自分で判断し、自分で行動する〉トレーニングを学校教育の最初からしているから、創造性も育まれるのでしょう。