井内聖・恵庭幼稚園長の北欧視察報告

8日は井内聖・恵庭幼稚園園長先生の北欧視察報告。

 

1月後半にスウェーデンとフィンランドで9園を視察してこられました。

井内先生の関心のポイントは〈思考力・判断力・表現力を育てる幼児教育〉。

 

視察先は、スウェーデン、ストックホルムの、Karlbergsskola, Föbodens förskola, Mulleborg, Utsikten、 フィンランド、ツルクのDaisy daycare, Urheilupuisto päiväkoti, Tähtitorninkatu, Kuuvouri等。

 

幼稚園、保育園、小学校、公立、私立、インターナショナルスクール、森の幼稚園など多様な園が含まれます。

 

井内園長先生の感想のポイントです。

 

・〈遊び〉の重要性を再認識

・施設基準が北欧は自由、日本は規制緩和が必要。日本では幼稚園が公園に行くのにも市役所に事前届けが必要とは私も知りませんでした。

・日本の幼稚園は〈集団統治〉は得意。行事のカリキュラムが中心。保護者へのサービス(子どものケアの様子の伝達等)には注力しているが、子どもの成長の本質を伝えていない。(ポートフォリオの違い)

・乾燥機、ソファ、キャンドルの活用、アトリエ、教職員のスペースなどハード面でも参考にすべき点は多い。

 

そして今回の北欧視察をヒントに以下のような幼児教育に取組みたい、と強い決意を聞かせて頂きました。

 

・自らが生きる自然環境を理解するための幼児教育

・自らの情意を表現する幼児教育

・北海道の自然や雪を教材化し、津軽海峡より南にはない、冬を特別視しない、北海道独自の手法を作り上げていきたい。

 

38歳、若い井内園長先生の今後の一層のご活躍に期待しています。