「創発する民主主義」by 伊藤穣一

NHK Eテレで毎週月曜夜23時から放映されている「スーパープレゼンテーション (TED)」の番組ナビゲーター 伊藤 穰一 (MITメディアラボ所長) の朝日新聞のインタビュー「創発する民主主義とは」は大変興味深いです。

私もここ数年ワークショップ、ファシリテーション、等で「創発する民主主義」を体感しています。 

背景には、舘岡康雄氏が『利他性の経済学-支援が必然となる時代へ-』で指摘されたような今日の社会の以下のような関係性の変化があります。

(1) つながり・関係性が飛躍的に広がってきている。
(2) 観察系から参加系に移ってきている。
(3) 関係性のルールがあらかじめ決まっていない。

代表民主主義の限界または問題点は世界に共通ですが、NIPPONの代表民主主義の問題は北欧等とは比較出来ないほど深刻でしょう。

NIPPONの政治不信の理由は色々ありますが、「一票の格差」は最高裁の違憲判決を取り上げるまでもなく、私は受け入れることができません。究極の対応策はやはりスウェーデン型の全議席比例代表制でしょうか。