スウェーデンの家計の経済水準(1999-2011)

SCB(スウェーデン中央統計局)の発表によれば、1999-2011年の間に家計の経済水準のメディアンは41%上昇した。(経済水準とは扶養負担を考慮に入れた可処分所得)

 

経済水準を年齢別に見ると20歳以下の若年層では46%増加したが、75歳以上の高齢者層では 26%に留まっている。

 

就業の有無でみると、20–64歳の就業者の経済水準は41%増加したが、非就業者は 9%であった。非就業者/就業者の経済水準の比率は2011年は58%であった。(1999年は75%)

 

海外で生まれた国民の経済水準の増加率は27%に対し、スウェーデン生まれの国民の経済水準の増加率は41%であった。

 

経済水準が上位10%の層では所得は55%上昇したが、下位10%の層では21%に留まっている。

 

低経済水準(メディアンの60%以下、2011年のメディアンは210,200SEK)の国民の比率は8.4%(1999)から14.4%(2011)に増加している。とくにシングルペアレントの中ではこの間に11%から31%に増加している。