スウェーデン人の49%は〈起業もありうる〉

スウェーデンのTillväxtverket(Swedish Agency for Economic and Regional Growth, スウェーデン経済地域成長庁)は14日にスウェーデン人の起業についての大規模な調査結果(起業家バロメーター2012)を公表しました。

 

これによれば、18-70歳のスウェーデン人の2人に1人(49%)が、起業もありうる選択肢と答えています。今日スウェーデンで実際に起業している人の比率は10%です。

 

年齢別にみると18-30歳の若年層がもっとも起業に意欲的です。

 

雇われれるか起業かの選択肢がある場合、18-70歳のスウェーデン人の32%が起業、68%が従業員を選びました。

 

今回の調査に似た調査が2004年に実施されています。8年前と比較すると、〈起業家もありうる〉では57%から49%に下がっていますが、〈雇われれるか起業かの選択肢〉では27%から32%に上昇しています。

 

起業家バロメーター調査は2012年に18-70歳のスウェーデン在住者を対象に実施され、13000人が30の質問に答えました。報告書は、①自分自身の起業に対する態度、②周囲の起業に対する態度、③起業に必要な情報があるか、④起業のメリット、の視点から分析しています。4月には地域別の詳細な分析結果が出るようです。