スウェーデン国会解散総選挙、スコーネ地域の〈戦術〉投票

スコーネ地域の予算審議でもスウェーデン国会に似た現象が起こっています。

つまり社会民主党+環境党の少数政権 vs Alliansen (中道右派連合)の構図で、SD(スウェーデン民主党)がキャスティングボートを持っていました。

SDは事前にどの予算案に投票するかを明らかにしなかったため、社会民主党+環境党連合は一回目の投票で何とSDの案に投票する戦術をとりました。

その結果Alliansen (中道右派連合)の予算案は脱落し、最終的に社会民主党+環境党の予算案が採択されました。

国会の状況をみてもそうですが、少数政権が続きそうな見通しの中、このような戦術作戦に依存しない制度に変更は不可避のようですね。

スウェーデンの国会の議席数は350でした。1973年の総選挙で社民党連合、中道右派連合がそれぞれ175議席を獲得し、その結果議決結果が同数になり、くじで結果を選ぶ〈Lotteririksdagen くじ引き国会〉という様相を呈していました。やむを得ず1975年から国会の議席数が349の奇数に変更された歴史があります。


スウェーデンでは2015年3月22日に臨時総選挙が行われます。少数政権でもある程度の安定性のあるシステムへの制度変更が議論されています。


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コメント: 1
  • #1

    Kyohei Murata (木曜日, 11 12月 2014 09:08)

    社会構造や経済的利害関係の多様花、複雑化により小党乱立傾向が生まれ、「決まらない政治」状況が生まれているようですね。国民の政治に対する関心は依然として高いのでしょうか?
    日本のように投票率が低く、全体の得票数が低くても「1党多弱」になるのも、民意を正確に反映せず問題だと感じております。
    「民主主義」の在り方と「成熟した社会」の問題が難しくなってきましたね。