増加する女性起業家〈womentrepreneur=ウィミントレプレナー〉ースウェーデン by TRR

TRRはスウェーデンの民間企業の労使団体を母体とする財団で、主に民間企業でレイオフや解雇されたホワイトカラー労働者を支援しています。

 

組合員数でみるとスウェーデンではホワイトカラー(TCO)とブルーカラー(LO)の数はほぼ半々で、失業率はブルーカラーよりも低いものの、様々な支援が提供されています。

 

TRRが6月30日に公表した報告書 ”Livskraftiga företag” (サバイバル出来る企業)によれば、起業する女性が大幅に増加しています。

1998年からTRRは19234社の起業を支援したが、うち6500社(34%)が女性による起業でした。

 

起業者中の女性の比率は1980年には21%でしたが、2010-12年には36%に増加しています。

 

メディア業界は構造問題を抱えており、失業してフリーランスのライターとして起業する女性も多いようです。

 

TRRが支援した企業の77%は3年後も事業を継続しています。

 

起業者の半数は大学卒以上の学歴があります。75%はコンサルティングなどのサービス事業で、57%が株式会社形態です。

 

1988年に刊行された拙著『日瑞新時代の幕開き』の中で当時すでにスウェーデンで増加しつつあった女性起業家を私は〈womentrepreneur=ウィミントレプレナー〉と表現しました。

 

〈womentrepreneur=ウィミントレプレナー〉に新たな追い風?